いろいろな菓子器
菓子椀は、朱塗・縁金のやや低い椀で、口切りの茶事とか菓子茶事(飯後の茶事)など、正式の茶事以外には最近はあまり用いません。
これは主菓子を容れる銘々菓子器です。
縁高は、茶事などの正式の場合に用います。
五重が一組となり、蓋一枚となっています。
利休形といわれるものは、五寸角(約15.2cm)で角切りになっていて、高さ一寸五分(約4.5cm)の折敷の縁の高い器。
直塗です。
他に溜塗・春慶・飛騨・一閑などがありますが、これらは少し略式で、寸法もいくぶん相違があります。
ティーバッグのお茶を入れるのは少しもったいないでしょうね。
庸軒好みの溜塗縁高のように、きわめて縁の低い浅いものもあります。
銘々皿(銘々盆)は縁高を略したものであり、同じ形の物で、各人にそれぞれ出すもの。
直径約五寸ほど(約15.2cm)の揃ったもの。
古会記などに「メンメン」とあるのがそれです。
黒もじを一本ずつ添えて出します。
立礼には銘々菓子器が適します。
食籠は、もとは書院荘の一具で、『御飾書』る菓子器であり、客数だけ盛り込んで出すものです。