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2010年03月 アーカイブ

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看護師を目指す人の進路

看護師さんたちのおかれている現状は、そのまま私たち一人ひとりにとっての問題と言ってもいいはずです。

看護師さんが安心して転職でき、また、看護師を目指す学生さんが安心して進路を決められるる医療界であることが、同時に国民一人ひとりにとって、幸せなことであると思うからです。

看護師になるための学校には、専門学校、短大・大学といろいろあります。前者は厚生省の管轄にあり、基本的には三年制で、卒業時の国家試験によって、正看護師の資格を得ることが出来ます。

一方、後者の短大・大学は文部省の管轄になります。短大は三年制で、専門学校と同じように資格を得ることができます。

また、大学は四年制で、所定の課程を踏まえれば看護師受験資格に加え、保健婦、助産婦の国家試験受験資格を得ることができます。

ところで、最近、看護師不足が盛んに叫ばれていますが、現実には、これらの学校への進学は狭き門となっています。

そのため、浪人をして、再度挑戦するという場合も多く、なかには看護婦の道をあきらめたり、本来ならば中学卒業資格で進学する准看護学校へ、初めから進む生徒も珍しくありません。

多くの進学希望者がいながら、看護師の不足が叫ばれる一因には、実は看護師養成機関の絶対的な不足があるのです。

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看護の基本的な考え方

看護は、胎生期から死に至る人間の一生のすべてのプロセスの健康問題解決のために働く社会的機能です。

その実践の基盤で何よりも大切なことは、生命を尊重する思想であるといえます。

とりわけ臨床看護の場合には、対象が病人や障害者であったり、乳幼児や妊産婦、あるいは老人のように、健康な人とは違って、外からの刺激や感染に対する抵抗力の弱い人たちです。

なので、その過程で極力危険を避け、安全な生活が送れるように配慮することが重要です。

また、現代の医療技術の到達点をもってしても、根本的には治癒の難しい場合や、死の避けられない患者を看護しなければならない場合も当然あります。

そうした状況にあって、看護する者の死生観を問われる場面は数多くあります。

しかも、抽象的な問題としてではなく、目の前のその人の人生についての考え方を問われる場面が少なくありません。

末期の患者さんを看護している過程で、「こんなに苦しいのなら、いっそひと思いに殺して」という患者の叫びや、病人の介護に疲れ果て、「延命装置を切ってほしい」という家族の悲痛な声さえ聞かれることも珍しいことではありません。

現在医療技術の進歩はこれまで想像もつかなかったような治療の成果を生み、人間の寿命を延長しました。

その一方で、こうした声が出てくる現実を受け止めなければならない看護師という職業は本当に大変な仕事です。

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